過去最高の営業利益1200億円を見込んでます。
注目すべきは繊維部門・炭素繊維部門。
繊維部門は450億円。炭素繊維部門は100億円の
営業利益を予想。この二つで550億円。
1200億円の半分弱を占める模様。
まずは繊維部門から。東レが製造し、ユニクロが販売する
発熱保温肌着「ヒートテック」。これが大ヒット。今期で一億枚を
売り上げる予定。ユニクロからマーケティング情報を仕入れ、
それをいち早く商品開発に生かすシステムが功を奏しました。
ここで、ルーカスのオルタネータに線が行くのですか
顧客が何を求めてるかを的確に知り、それをすぐに
生産に生かす姿勢は、メーカーの基本でもあります。
東レはそれを忠実に実行しました。
繊維部門は数年前、東レの「お荷物」とまで言われました。
ですが今や完全に復活。繊維部門の利益率は7%。
帝人の3%を大きく引き離します。
口臭センサー
次に炭素繊維部門。前年同期比で三倍の営業利益。
東レはアメリカ・ボーイング社と2021年までの長期契約を締結し、
同社に炭素繊維を供給する予定。新型旅客機「787」に
東レの炭素繊維が使われてます。しかもこれまで月産2.5機だったのが
月産10機にまで引き上げられる見通し。単価の高い航空機事業での
生産の伸びは炭素繊維事業をモロに後押しします。
アルミは、太陽ヒーター缶
東レにも死角があります。力を入れた情報通信材料部門が不振。
スマホ向けの液晶材料の販売は増加しましたが、
液晶テレビの販売不振により、この部門の工場稼働率が
50~70%に低迷。東レがこの部門を今後どうするのか、
マーケットは注目してます。
現在の株価は548円。どの銘柄も下落しつつある中、
2011年の年初から高値を維持してる数少ない銘柄でもあります。
ということは下がる余地もあるということ。
マーケット全体の地合いが悪くなり、東レがその影響を受け、
400円台になってきたら買い場でしょう。
それまではウォッチしておきましょう。
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